気象学 / 地表面エネルギーフラックス計測

ハクセフラックス社は研究者に向けて地表面フラックス計測分野での放射計(正味放射計、日射計、赤外放射計)、熱流量センサー、及び高精度の地温プロファイル計を提供しています。

さらに、ハクセフラックス社は土壌の熱特性を測定するための製品も提供しています。

ハクセフラックス社は、気象及びボーエン比システムに関連する熱流量計測のマーケットリーダーです。

気象学と地表面エネルギーフラックス

ハクセフラックス社は気象観測システム/ネットワークで使用される各種センサーを製造しています。専門は計測機器です:

  • 日射量
  • 放射収支量
  • 地中熱流量
  • 地温勾配
  • 土壌熱伝導率

私たちが貢献できること

ハクセフラックス社は地中熱流量センサーの製造を1993年に開始しました。以降長年に渡り、地表面エネルギー収支のパラメータ計測のため、数多くの特別なセンサーやシステムを開発してきました。特に地中熱流量センサーと4成分放射収支計は業界で人気のセンサーとなっています。

また、2007年からは日射計の製造を開始し、その後すぐに長波放射計の製造も始めました。

地温プロファイル計と土壌熱伝導率センサーは高い精度が求められる研究の分野でも利用可能です。

ハクセフラックス社によって製造されたセンサーは数多くの国で気象当局が実施する試験に合格しています。魅力的な低価格で最高精度のセンサーを提供しています。

計測対象

ハクセフラックス社の日射計は日射または短波放射を測定します。単位は基本的に[W /m²]で、表面上または表面を通過する放射エネルギーフラックスを測定します。測定対象の典型的なパラメータは次の通りです:

  • 水平位置で測定される日射量 – 全天日射量(GHI)
  • 地表面からの反射日射量 – 地表に面した日射計で測定し、GHIと組み合わせてアルベドと放射収支量も算出可能

ハクセフラックス社の長波放射計は近~遠赤外線の”長波”放射量を測定します。測定に関する一般的なパラメータは次の通りです:

  • 下向き長波放射量
  • 上向き日射量

これら4つの測定値を組み合わせて放射収支量を計算します。

NR01 net radiometer

HFP01熱流板とその自己校正に相当するHFP01SCは事実上、地中熱流量測定における標準器となっています。高精度なフラックス測定では一般的に2つ以上のセンサーを搭載し、空間的な平均化を図ります。

STP01地温プロファイル計は、地表面から2、5、10、20、50×10⁻²mの5つの測定ポイント間(信頼できる固定距離)で、極めて高精度な温度勾配の測定値を提供します。

TP01は土壌熱伝導率測定のためのシンプルかつ堅牢なセンサーです。STP01及びHFP01SCと組み合わせることで、地中熱流量の測定精度を検証できます。さらに土壌熱拡散の大まかな測定もできるため、土壌水分センサーの性能を検証するのにも役立ちます。

仕様

ハクセフラックス社によって製造された日射計、放射収支計、及び熱流センサーは様々な要求に合わせて最適化されます。特徴的な機能は次の通りです:

  • 加熱された日射計は放射収支量測定でのデータ可用性を大幅に向上させます
  • 従来のセンサーとは対照的に、自己校正熱流センサーはより高いレベルの品質と精度で動作します
  • 取付金具など、取り付け用の様々な付属品があります
  • 様々な精度別に提供され、多くの出力オプションがあります

センサーの選択

適切なセンサーの選択について、一般的なチェックリストは次の通りです:

  • 目的:何を測定する必要があるか
  • 従わなければならない基準はあるか
  • 想定される露、霜、雪、ほこり等の特別な環境条件はあるか
  • 空間的変動性について;計測場所毎に複数のセンサーを使用する必要があるか
  • 精度要件はどの程度か
  • どのように再校正を実施するか
  • 利用可能な電力量はどの程度か
  • どのようにセンサーを取り付けるか
  • 定期的な清掃は入るか。もし入らない場合、高精度のセンサーの購入は推奨されません。
  • どのようなデータの取得が必要か。また、mV範囲での計測の必要はあるか。必要でない場合、どのような入力を受けることが可能か。
  • 他に何か測定する必要はあるか;通常全ての必要な項目を計測できる単一の計測システムにするのが推奨されます

利点

導入事例に応じて以下を提供します:

  • 支援 – 使用目的に最適なセンサーを選択してください
  • 支援 – センサーの最適化(システムの組み合わせ)、システム全体の確認(ユーザーは多くの場合、放射だけでなくそれ以外の測定も行います)
  • 世界的なサポート – 主要国に依頼可能なスペシャリストがいます
  • 校正サポート – 効率的な世界規模の校正組織があります
  • 豊富な経験 – 多くの仕様事例での経験があります
  • トレーサビリティ – 国際規格への正式な計測トレーサビリティ

各センサーをご覧ください: