IHF01 熱流センサー

IHF01は、炉、ボイラー、流動床、蒸留塔、オーブンなどの産業機器の熱流束と表面温度を測定する装置です。IHF01に内蔵されているセンサー（熱電堆と熱電対）は、完全密封されたステンレス製のボディで保護されています。1ヶ所での長期使用はもちろん、複数ヶ所で計測システムならびに繰り返し設置にも適しています。IHF01は、取り付けられた物体を通過する熱フラックスをW/m²単位で、また温度を℃単位で測定します。IHF01のセンサーは、熱電堆とタイプK熱電対です。熱電堆は局所的な熱フラックスを測定します。熱電対は、IHF01が取り付けられている表面の絶対温度と、おおよそのセンサー本体の温度を測定する。熱電堆と熱電対はパッシブセンサーであり、電力を必要としません。

IHF01の使い方は簡単です。一般的に使用されているデータロギングシステムに直接接続することができます。熱フラックス（W/m²）は、IHF01の出力（mV電圧）を感度で除することで算出されます。感度は、IHF01の校正証明書に記載されています。IHF01は、頑丈なケーブルと、水分がセンサーに浸透しないよう完全なステンレス製のケーシングを備えており、非常に信頼性が高いことが証明されています。長期間の屋外設置にも耐えることができます。