薄膜熱流センサ FHFシリーズは、組み込まれた対象物または取り付けられた対象物を通過する熱流束を計測し、W/m2(ワット毎平方メートル)の単位で表します。内部の受感部はサーモパイル(熱電錐=熱電対の集まり)でできており、センサの裏と表の温度差により発生する小さな電圧出力から、センサ固有の係数を掛けることで熱流へと変換します。
FHF06も従来モデルのFHF05と同様に柔軟性があり、T型熱電対が一体になっており、熱伝導率への依存を減らすためのサーマルスプレイダー*を備えています。
また、FHF06は接着剤を使わずにすべてポリイミドで構成する設計により従来のFHF05モデルの継続使用可能温度上限120℃を大きく上回る250℃までの環境での継続使用を実現しました。これまでより様々な分野での活用が見込まれ、薄膜熱流センサFHFシリーズは熱流計測を検討している方々にとって、さらに最適なセンサとなっています。
- 熱流束 , 温度
- (-20 to +20) x 10³ W/m²